2022/04/06

小田急電鉄4000形(4054F)

小田急電鉄4000形は東京メトロ千代田線・JR東日本常磐緩行線乗入れに主に使用される車両で、2007年度から2016年度にかけて5次に渡って160両(10両編成16本)が導入されたものです。
JR東日本のE233系をベースにしており相互直通運転をしている常磐緩行線のE233系2000番台と側面は非常に良く似ています。反面、先頭部はオリジナルデザインで小田急の他形式と比べても独特のデザインとなっています。
制御装置はIPM-VVVFインバータ制御装置MAP-198-15V172で、主電動機は190kWの全密閉式誘導電動機MB-5123-Aを搭載しています。10両編成で6M4Tとなり全電動車がユニットを組んでいるのもE233系と共通し、小田急の他形式とは異なる点です。
写真の4054Fは2007年9月に東急車輌で完成したもので、4000形の1次車に相当します。1次車の車内案内表示装置は当初15インチ1台でしたが、17インチワイド2台に改修されています。また前照灯もLED化されています。
 
過去の記事から
E233系2000番台(マト4編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2019/08/e23320004.html