2022/04/09

小田急電鉄5000形(5055F)

小田急電鉄5000形は2019年度から導入が始まった最新の一般車です。地下鉄への乗入れは行わず、自社線内だけで運転する車両ですが、3000形とも4000形ともまったく雰囲気が異なる車両となりました。
一般車では初めて先頭部が流線形となり、スピード感の感じられるデザインとなりました。前面の発光部は尾灯として使用する際には特に目立ちます。車体幅2.900mmで裾絞り形状の拡幅車体を採用したことにより、車内空間にもゆとりがあります。
制御方式はVVVFインバータ制御ですが、小田急で初めて採用した1000形に比較すると制御装置は体積比で15.3%、重量比で13.5%と機器が大幅に小型・軽量化されています。いっぽうで電力効率は30%以上改善されています。
写真の5055Fは2021年1月に川崎重工で完成したものです。一般車ながらスピード感を強調したデザインで快速急行や急行にうってつけの5000形ですが、近年10両編成での運転が増えている各駅停車にも使用されています。