2022/04/14

E231系800番代(ミツK5編成)

営団地下鉄(当時)東西線との相互直通運転に使用していた301系・103系1200番代の代替を目的として、2003年に70両(10両編成7本)が導入されました。三鷹電車区(現:三鷹車両センター)配置の中央・総武緩行線用のE231系0番台と部品などが共通ですが、800番代では地下鉄線内での所要性能を満たすため電動車比率を上げて6M4Tとなりました。
車体幅は東西線の車両限界に適合するため2.800mm幅のストレート車体となりました。また非常時用の貫通扉を助士側に設けています。そのため外観は千代田線直通用の209系1000番台に類似しています。識別帯は東西線に準じセルリアンブルーに、アクセントとしてインディゴブルーを配しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ・停止電気ブレーキ付SC60C、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はIGBT-SIVのSC62Aです。台車はDT61/TR246系、集電装置はPS33B、冷房装置はAU726Aを装備しています。CS-ATCなど地下鉄東西線乗入れ装備を備えています。
写真のミツK5編成は、2003年5月に川崎重工で完成し、三鷹電車区に新製配置されたものです。2007年3月に地下鉄東西線の保安装置は従来のWS-ATCから新型のCS-ATCに変更されました。また当編成は2009年4月に改良型補助排障器に変更しています。

過去の記事から
209系1000番代(トタ82編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2019/07/209100082.html