京浜急行600形電車の正面のアイボリーの部分は、最初はグレーに塗装されておりました。1995年7月から、現行のアイボリーに順次変更したそうです。
私佐野次郎は当時仕事でほぼ毎日京急を利用していたのですが、正面窓周りをグレーに塗った600形をナマで見た記憶がまるでありません。むしろ空港線を走る北総線のゲンコツ電車や、北総鉄道にリースされて銀色に塗られて走っていた元京急1000形の記憶が残っています。
若いころ炎天下も寒い日も雨の日も歩き回った、大森町・梅屋敷・京急蒲田・糀谷の各駅も高架化で大きく姿を変えつつあります。また空港線も1980年代には名前ばかりでしたが、今では空港アクセスとして立派に機能し、隔世の感がありますね。
写真の605編成は1995年3月に東急車輛と川崎重工で完成したもので、600形の2次車に相当します。2009年3月に京急ファインテックでロングシート化改造されました。その際に扉上に液晶画面の情報案内装置を装備しています。