2010/08/14

東京急行電鉄8500系(8635F)

 8500系は1975年から1991年にかけて400両〈10両編成40本〉と、長期に渡って製造された車両ですので、途中でマイナーチェンジを行っています。
 1981年度に製造された車両から、同じステンレス製でも軽量構体を採用しています。これは東横線用の8090系に導入された仕様を反映したものですが、外観は従来の車両と同じになっています。
 この頃の国鉄は201系の量産に着手した頃ですので、1969年には軽量ステンレス車体、界磁チョッパ制御の8000系の製造を開始した東急のほうが通勤電車の技術についてははるかに進んでいたといえそうです。    
 写真の8635Fは1986年1月に東急車輛で完成したものです。1999年度に行先表示をLED化し、2003年度に先頭車にスカートを装備しています。