東上線への50000系電車の投入は、2005年10月に51002Fが完成して以降途絶えていたのですが、今年に入ってから投入が再開され、51003F~51009Fの6編成が営業運転に入っています。
第1編成の51001Fは正面非貫通でしたが、51002F以降は地下鉄に乗り入れをしなくても正面に貫通路を設けています。1980年代には、地下鉄乗り入れ用の9000系と地上線用の10000系では仕様を変えていましたが、現在の50000系ではそれほど大きな差異がなくなっています。標準化が進んでいるわけですね。
また50000系電車は日立製作所が力を入れているA-TRAINという仕様に基づくもので、メーカー標準車両に近いものです。その他東京メトロ10000系・15000系や西武鉄道30000系もA-TRAINの仲間に入ります。
写真の51006Fは2010年4月に日立製作所で完成したものです。東上線では50000系の投入により、8000系の置き換えが進められています。