2010/10/11

東京地下鉄06系(06101F)

 東京メトロ千代田線は6000系電車が主力として活躍していますが、1本だけ06系電車も走っています。06系電車は1993年3月のダイヤ改正で朝ラッシュ時の輸送力増強を目的として1編成導入されましたが、その後は増備されることなく現在に至っています。
 車体は軽量アルミ製で、丸みを帯びたデザインとなっています。座席は1人あたりの幅を450mmとしたバケットタイプとして、座り心地の改善をはかっています。また天井が6000系に比べて88mm高くなっているそうです。
 主回路は3レベル方式のIGBT-VVVFインバータ制御としています。10両編成で4M6Tと電動車の比率を下げています。また台車は、モノリンク式軸箱支持方式のボルスタレス台車SS135を装備しています。またTISという情報管理装置を導入しています。
 写真の06101Fは1992年12月に川崎重工で完成したものです。同時期に製造された有楽町線用の兄弟車07系は既に全車が東西線に転属していますが、千代田線への16000系の投入によって06系も東西線に転属することになるのでしょうか?