副都心線で使用されている7000系電車のうち15編成は、10両編成から8両編成に短縮されています。これは2012年度に予定されている副都心線と東急東横線の相互直通運転の開始により、8両編成が必要になるためです。8両編成については既に走り慣れた有楽町線を離れ、副都心線専用となっています。
写真の7132Fは1988年3月に近畿車輛で完成したもので、7000系の4次車に相当します。4次車は有楽町線の新富町ー新木場間の開業に備えて製造され、新製当初から冷房装置を搭載していました。
副都心線対応工事と同時に主回路を2レベルVVVFインバーター制御に更新しています。ちなみにVVVF装置や主電動機は廃車となった中間車から再利用しているそうです。
今となっては古めかしい7000系ですが、副都心線対応工事により運転台は10000系と同等に更新されており、ATO・ホーム監視カメラなど最新の機器を備えています。また冷房装置も新しいものに交換されています。