上野と取手を結ぶ常磐快速線は首都圏では遅くまで103系電車を使用していた路線であります。低運転台の初期形はもちろん、冷房車、山手線や京浜東北線から転用された旧ATC車、千代田線乗り入れ運用から転用された1000番代など多様な103系が常磐快速線を走りました。
2001年からE231系電車により置換えが始まり、2006年に完了しました。中央・総武緩行線で使用されている車両と同様0番代で、10両編成と5両編成を組み合わせて最大15両編成で使用されているのが常磐快速線用の特長です。
ラインカラーは常磐線伝統のエメラルドグリーンに、ライトグリーンの細帯を追加しています。これは常磐緩行線を走る203系・209系1000番代や東京メトロ6000系と識別する意味があるものと思います。またかつては上野駅に乗り入れていたE501系とも区別する必要があったのでしょう。
写真のマト102編成は2001年11月に新津車両製作所で完成したものです。先頭車のスカートを大型のものに換装しています。