2010/10/30

東京急行電鉄8090系(8099F)

 東急の8090系電車は、製造当初は東横線の急行電車用として活躍していました。1989年にはみなとみらい線への直通をにらんで正面に貫通路を設けた8590系に編成を組み替えて、8090系は10本が大井町線に転属しました。
 8090系は1980年から1985年にかけて製造された電車ですから、約10年しか東横線では走らなかったということになります。大井町線での活躍も20年を経て、東横線から転属してきた9000系による置換えが少しずつ進んでいます。
 現在の東横線では、特急・急行と各停では車両をまったく区別していません。東京メトロ副都心線と直通運転を開始する時点で、特急・急行が10両編成、各停が8両編成になりますから再び車両を区別することになるでしょう。ちなみに大井町線では6000系が急行専用になっています。
 写真の8099Fは、1985年2月に東急車輛で完成したものです。行先表示がLEDとなり、パンタグラフがシングルアーム式になるといった変化が見られます。