2010/10/03

東武鉄道10000系(11802F)

 東上線で活躍している10000系電車は60両あり、内訳は10両固定編成が4本、8両・2両編成が2本ずつであります。実際には8両と2両を組み合わせて10両固定編成と同じように使用しています。
 9000系から10000系、10030系まではステンレス車体にマルーンの帯を巻いてアクセントにしていました。最新の50000系ではオレンジ系のアクセントになっていますので、京急の赤のように東武鉄道の代名詞的なカラーは特に固定されていない感じです。
 10000系の2両編成は池袋方の先頭車にパンタグラフを2基搭載していて、まるで鉄道模型の世界から抜け出てきたような独特の印象があるのですが、東上線では編成の中間に入ってしまうためあまり目立ちません。西武線のように編成の先頭に立つと面白いのですが、少し残念です。
 写真の11802Fは1983年11月に富士重工で完成したもので、10000系の1次車に相当します。コンビを組む2両編成は、2008年に伊勢崎線から東上線の10両編成化のため転属してきたものです。2014年10月にはリニューアル工事を受けています。