相模鉄道が5000系・7000系電車の代替として増備を進めているのが、最新の11000系電車です。11000系電車はJR東日本のE233系電車をベースとして設計されたもので、来るべきJR東日本や東急線への乗り入れを視野に入れた電車でもあります。
車体は軽量ステンレス製で、前面は相模鉄道オリジナルのデザインとしています。E233系同様、高運転台構造とした上でクラッシャブルゾーンを設けて、衝突に対する強度を向上させています。客室もE233系に準じた構造ですが、10000系同様に腰掛や化粧板の色調が独自のものになっております。
主回路はIGBT-VVVFインバータ制御とし、主電動機はE233系と同等のST-MT75形を装備しています。E233系と同様、主要機器の二重系化による信頼性向上を図っております。また情報制御装置の伝送速度向上が図られています。台車はこれもまたE233系と同等のST-D71/T-TR255を採用しています。
写真の11001Fは2009年5月に東急車輛で完成したもので、11000系の1次車に相当します。「相鉄ギャラリートレイン」として、沿線の子供が描いた絵を車内に展示して走っていました。