2009/11/13

115系1000番台〈タカT1143編成〉

 115系近郊型電車は1963年から1983年の長期間に渡り1.921両が製造された。東海道線用の111系に電動機の出力強化、勾配・寒冷地対策を施した系列で当初は東北・高崎線に投入された。
 1000番台は1977年に長野・松本地区の旧形国電を置き換えるのを契機に登場した番台で、寒冷地対策の強化とクロスシートのピッチを広げたものである。1000番台は1982年までに651両が製作された。
 115系は1000番台も含めて宇都宮線・高崎線の主力として長く運用されてきた。上野口では「ありふれた」存在であったが、E231系の急速な増備によりあっという間に姿を消した。
 高崎地区では高崎車両センターに77両〈4両編成・3両編成各11本〉が配置され、信越本線高崎ー横川間、上越線高崎ー水上間、東北本線小山ー宇都宮間と両毛線・吾妻線の全線で運用されている。
【撮影:佐野次郎 2009.7.23高崎駅】