2009/11/26

江ノ電1000形〈1001+1051〉

 江ノ電1000形は1979年に江ノ電としては48年ぶりの新造車両として登場した電車である。当時としては意外なことに旧式の吊り掛け駆動の電車である。
 当時としては旧式の方式を採用したのは、江ノ電の急曲線が多い線路条件が理由であった。江ノ電がカルダン駆動の電車に移行したのは、1986年に登場した1500形からである。
 ちなみに国電が吊り掛け駆動を採用していたのは72・73形までで、1957年の101系からはカルダン駆動になっている。前者を旧形国電、後者を新性能電車とも呼んでいた。
 吊り掛けl駆動の電車は走行音が明らかに現代の電車とは異なる。ウイーンという盛大な音を立てる。また止まる時にも重厚な音を立てる。首都圏で今も走る吊り掛け駆動の電車は江ノ電1000形の他には東京都電7000形・7500形くらいだろうか?
【撮影:佐野次郎 2009.8.13江ノ島駅】

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