2009/11/03

西武鉄道4000系(4015F)

西武鉄道4000系は、主に秩父線で使用する2扉・セミクロスシートの車両です。1989年4月から開始した秩父鉄道への直通運転に使用することもふまえ、旅客サービスの向上やアコモデーションのグレードアップが図られました。
車体は普通鋼製で、1.300mmの両開き2扉・一枚下降式のバランサー付き側窓を採用しました。塗装は明るいアイボリーを基調としたライオンズカラーです。腰掛は鮮やかなブルーの縞模様のモケット張とし、シートピッチ1.640mm、シート幅942mmとゆとりのある配置がされました。
制御装置はMMC-HTB20E、主電動機は出力150kWのHS836Prb、補助電源装置はMG117A-Sです。台車はFS372/FS072、冷房装置はCU72Bを装備しています。集電装置は新製当初は菱形のパンタグラフでしたが、現在ではシングルアーム式に換装されています。
写真の4015Fは1989年3月に東急車輌で完成したものです。2003年1月にワンマン運転対応工事、2004年8月に集電装置の換装が行われました。2023年7月現在では飯能ー西武秩父間での各駅停車での運用が基本になっています。