工事内容は、編成全体の塗装変更と車内設備の改善で、グリーン車は腰掛を1+2の3列配置というゆxたりとしたレイアウトに改善した。また指定席車は腰掛の間隔を50mmから60mm拡大して、960mmから970mmとした。またグリーン車と指定席車については側窓の拡大と、床の一部かさ上げを行っている。
これらの改造内容は1988年から行われた中央東線の特急「あずさ」に使用する183系1000番台に準じたものである。
それなりに好評を博した189系グレードアップ車であるが、抜本的な改善は新幹線に委ねることになった。1997年には長野新幹線が開業し、「あさま」の愛称も新幹線に継承された。
【撮影:佐野次郎 2009.7.23】