2009/11/08

東西線05系〈05040F〉

 2004年度に導入された13次車である第40編成~43編成が、おそらく05系の最終増備ということになると思われる。5000系の代替を目的として製造されたもので、相互乗り入れを行っている東葉高速鉄道2000系と共同発注という形態をとり、既存の05系より約15%のコストダウンを図っている。
 デザインは一見1999年の05系8次車以降と同じように見えるが、車体はオールダブルスキン構造に変更している。この構造は新幹線の700系などに取り入れられているもので、強度の向上や衝撃の吸収性能の改善がなされている。
 客室内では、一人当たりのシート幅が従来より10mm広がった460mmとなっている。私はほぼ毎日京浜東北・根岸線のE233系1000番台を利用するが、はじめて乗車したときに感じたことは、JR東日本の通勤電車もようやく地下鉄の電車のレベルに近づいたかということだった。
 また副都心線・有楽町線用として増備を継続している10000系はこの05系13次車を基本として設計された車両である。
【撮影:佐野次郎 2009.10.24西葛西駅】

0 件のコメント:

コメントを投稿