デザインは一見1999年の05系8次車以降と同じように見えるが、車体はオールダブルスキン構造に変更している。この構造は新幹線の700系などに取り入れられているもので、強度の向上や衝撃の吸収性能の改善がなされている。
客室内では、一人当たりのシート幅が従来より10mm広がった460mmとなっている。私はほぼ毎日京浜東北・根岸線のE233系1000番台を利用するが、はじめて乗車したときに感じたことは、JR東日本の通勤電車もようやく地下鉄の電車のレベルに近づいたかということだった。
また副都心線・有楽町線用として増備を継続している10000系はこの05系13次車を基本として設計された車両である。
【撮影:佐野次郎 2009.10.24西葛西駅】