2009/11/22

江ノ電500形〈先代〉

 先代の500形がどういう車両であったかというと、ヨーロピアンスタイルの車体を新しくこしらえた電車であった。江ノ電では人気の高い電車でもあった。
 1956年に501号編成、1957年に502号編成が製作された。それぞれ違うメーカーで製作されたこともあり、ヘッドライトやテールライトの形が違っていて印象の違う顔立ちをしていた。
 両編成が同じ形になったのは、501号編成が2000年に、502号編成が2001年に更新されてからであった。
 新型車両が入ってからも継続して500形を使う予定だったが、冷房化が車体の構造上難しかったので、501号編成が2002年に、502号編成が2003年に廃車された。先代500形の走行機器は20形電車に流用された。
【撮影:佐野次郎 1986年頃 江ノ島駅】