2009/11/27

江ノ電1000形〈1101+1151〉

 写真の1101+1151は1000形の増備車で、1981年に登場した。冷房装置をつける準備をしていた。このような車両は「冷房準備車」と呼ばれ、昭和50年代には国鉄115系や営団地下鉄01系などの例がある。
 1101号編成は1982年12月には冷房装置を搭載し、江ノ電では初めての冷房付きの電車となった。この頃にはまだまだ冷房のない通勤電車というものが多く存在していた。
 私が毎日のように利用する根岸線でもこの頃は先頭車のみに冷房があり、中間には冷房のない車両が当たり前のように連結されていた。
 1101+1151は2009年の2月からSKIP号として写真のような塗装を施して走っている。沿線のイメージを車体に描いているということである。
【撮影:佐野次郎 2009.9.20極楽寺ー稲村ケ崎間】