小田急8000形電車は、5000形・5200形の次の世代の電車として1982年から1987年までに160両〈6両・4両編成16本ずつ〉が製造されました。
車体は普通鋼製で、長寿命化を図るために屋根板と床板をステンレス製としています。前面デザインは大型の曲面ガラスを用いた当時としては斬新なものとなっています。また車内の構成は5200形に準じたものです。
主回路は回生ブレーキを使用でき、経済性にも優れた界磁チョッパ制御を採用しました。また台車は空気ばね台車FS516・FS016を装備しています。
写真の8051Fは1984年2月に東急車輛で完成したもので、4連としては1次車に相当します。また2007年度に車体修理と制御装置のVVVF化を実施しています。