小田急5200形は増え続ける輸送需要にこたえるための急行・準急列車の10両編成化用として、1977年から1982年にかけて120両〈6両編成20本〉が製造されました。5000形の4両編成と組み合わせて10両編成となるわけですね。
車体は5000形と同じ構成ですが、側窓が1段下降式になっています。これは千代田線乗り入れ用の9000形の仕様を取り入れたものです。1996年から2001年にかけて車体修理を実施して、車内の配色は暖色系になっています。
走行機器は5000形に準拠したもので、性能の面でも5000形と共通です。また全車が最初から冷房つきで製造されました。
写真の5258Fは、1979年7月に川崎重工で完成したもので、5200形としては4次車に相当します。2007年に6両編成から4両編成に短縮されています。