南武線には以前青梅線から直通してくる石灰石輸送の貨物列車などが運転されていましたが、現在は通勤電車ばかりが走る路線なので、特急は非常に目立ちます。しかも「黒船電車」ときています。
2100系電車は伊東ー伊豆急下田間を結ぶ伊豆急行が1985年から1993年まで5次にわたって40両〈8両編成5本〉を導入した電車です。眺望を考慮した大胆な座席配置を採用しており、地方鉄道としては華のある電車だといえます。
写真のR4編成は1990年2月に東急車輛で完成したもので、2100系としては4次車に相当し「リゾート21EX」と呼ばれています。当初はロイヤルボックスという特別車を組み込んでいましたが、既に編成から外され7両編成になっています。また2006年5月から廃車となったR1編成のあとを受けて2代目「黒船電車」になっています。