2010/05/05

西武鉄道20000系(20156F)

 西武鉄道20000系電車は、101系電車の老朽代替用として1999年から2005年にかけて144両〈10両・8両編成8本ずつ〉が製造されました。シンプル&クリーンが設計コンセプトだそうで、正面のデザインなどはヨーロッパの通勤電車といっても通りそうな感じがします。
 車体は外板と骨組みが一体となったアルミダブルスキン構造を採用しています。この方式には従来のアルミ構造よりも強度と静音性が増すというメリットがあります。新幹線の700系なども同じ構造の車体です。
 主回路はVVVFインバーター制御を採用しており、IGBT素子を用いたことにより静音性が向上しています。客室は白を基調にまとめられたもので、座席の一人当たりの幅を従来の440mmから460mmへ拡げています。
 写真の20156Fは2001年11月に日立製作所で完成したものです。20000系としては3次車に相当します。