みなとの見える丘公園から外人墓地の前を通って地蔵坂上まで至る道を「山手本通り」といいます。山手教会やフェリス女学院の前の道ですね。
山手本通りの歩道を舗装している石は、横浜市電の敷石を転用したものなのです。市電のレールはコンクリではなく、石で舗装されていました。
本来路面電車の軌道は、自動車は通行禁止でした。昭和30年代から自動車の軌道の通行が許可されるようになり、敷石の痛みが激しくなるのはもちろん電車の定時運行が困難となり市電自体が廃止されることになってしまいました。
【撮影:佐野次郎 2010.1.1】