205系電車を11両編成で運転していた山手線から、編成の短い周辺の路線に転用にするにあたって先頭車が不足するため、サハに運転台を増設してクハへの改造が行われました。
南武線にも先頭車化改造車を含んだ6両編成が6本やってきました。改造車には1200番代の番号が与えられています。205系が大半を占める南武線の中にあって209系3本と並んで独自のマスクを持つ編成でもあります。
ちなみに6本の顔が異なる南武線の205系のうちナハ48編成は、仙石線で使用された103系を置き換えるために郡山総合車両センターで3100番代に再改造されました。ナハ48編成の代替としては京浜東北・根岸線用の209系が2200番代に改造されて転属してきました。
写真のナハ49編成は、1985年8月に川崎重工で完成したヤテ10編成のモハと、1985年11月に完成したヤテ24編成のサハ→クハを2004年2月に大宮総合車両センターで南武線用として組成したものです。