8000形は製造時の防蝕対策がしっかりしていた上に、足回りは3000形と同等に更新されていますから1000形の未更新車よりも性能と状態が良いのではないでしょうか。または1000形のリニューアルへの投資を抑制するという意味合いがありそうです。
もともと1000形のリニューアルの対象からは外れているワイドドア車1500番台についても置換えが進んでいます。ラッシュ時対策として導入されたワイドドア車ですが、ホームドアの導入には対応しないので優先的に置き換えられることになります。
写真の1755Fは、1992年2月に1554Fとして東急車輌で完成したものです。2004年8月に東急車輌で車体修理と機器更新を行い、あわせて1555Fから2両を組み込み4両編成から6両編成になりましたので番号の変更が行われました。
過去の記事から
小田急電鉄8000形〈8255F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/10/80008255f.html
小田急電鉄1000形〈1756F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/01/1500.html